
Xアカウントをビジネス用に開設したのは、フリーランスのウェブデザイナーとして独立したタイミングでした。ポートフォリオを載せただけの静かなアカウントが、今ではクライアント獲得の主戦場になっています。すべては試行錯誤の連続でした。
最初は自己紹介から始めました。アイコンに自分の似顔絵イラスト、ヘッダーに代表作のスクリーンショットを使いました。プロフィール文には提供サービス、対応分野、連絡先のヒントを簡潔にまとめました。フォロワーが10人にも満たない頃は、毎朝の挨拶投稿からスタートしました。デザインTipsを1つ添えて、業界関係者にリーチしようと試みました。
反応が薄かったので、投稿スタイルを変えました。完成したウェブサイトのビフォーアフター画像を載せると、いいねが増えました。特にモバイル対応の改善事例はリツイートされ、デザイナー仲間からコメントが来ました。そこから会話が広がり、相互フォローが増えました。クライアント候補の企業アカウントもフォローし、さりげなく役立つ情報を提供しました。
毎日投稿は難しかったので、週3回のペースに絞りました。月曜はデザインの基礎知識、水曜はツール紹介、金曜は制作裏話をルール化しました。クライアントの忙しい時間帯を避け、午後2時頃に投稿するようにしました。アナリティクスで確認すると、この時間帯のインプレッションが最も高かったです。
ある日、勢い余って競合他社のデザインを批判する投稿をしてしまいました。すぐに削除しましたが、運営から警告が届き、一時的に機能制限を受けました。焦って調べ、Xアカウント凍結解除方法を確認しました。謝罪文を添えて異議申し立てをし、1週間で制限が解除されました。
制限解除後は、信頼回復に努めました。過去のクライアントの了承を得て、実際の成果をケーススタディとして公開しました。数字で示したコンバージョン向上率が注目され、問い合わせが来るようになりました。DMでの相談にも丁寧に対応し、見積もり提示までスムーズに進めました。
分析を毎週行い、PDCAを回しました。クリック率の高い投稿はカルーセル形式、短い動画付きが多かったです。長文スレッドは読了率が低かったので、要点を3つにまとめる形式に変更しました。
今では月平均3件の新規案件がX経由で来ます。収益の半分以上を占めるようになりました。最初は反応ゼロの孤独な運用でしたが、コツコツ続けた結果です。ビジネスアカウントは即効性を求めがちですが、信頼構築が何より大切だと実感しています。皆さんも焦らず、価値を提供し続けてください。